
>松井宏(江戸扇子職人)
現在、数名しか残っていないと言われている江戸扇子の職人の一人。
その中でも代表的な作り手である。
昭和22年 江戸川区に生まれる。
昭和33年 11歳より父のもとで扇子作りの手伝いを始める。
昭和44年 本格的修行に入る。
昭和57年 ホテル・デパート・各種イベント・江戸川区内地域まつり
などで扇子作りの普及に努めている。
江戸扇子とは
江戸扇子職人さんは減少してきており、現在では松井宏さんが唯一継承していると言われる貴重な存在です。一本一本、丹精込めて江戸の粋が籠った作品を製作されています。
松井さんの江戸扇子の製作は分業化された京扇子とは違い、絵付けと扇骨以外は仕上げまで全て松井さんの手によるものです。
江戸扇子は折り幅が広く骨の数が少ない ので男性的な印象を与えます。シンプルで粋な形が江戸扇子の特徴です。
1本の扇子を作り上げるには4日間の工程が必要です。